自衛隊イベント
お助けグッズ

 基本的に基地祭は着の身着のままでも大丈夫なのですが、あると便利なものがいろいろあるんです。ここではそういったものについて説明していきます。
 結構数が多いですが、☆の数を参考にして、持っていくものを決めるといいでしょう。
☆☆☆☆ =絶対必要
☆☆☆ =ぜひ持っていきたい
☆☆ =あるといい
=なくてもよい
(ーー;) =便利だけど…

天気対策

  1. 帽子 ☆☆☆☆
     会場はほとんどが屋外で、直射日光をモロに浴びます。特に航空基地などの駐機場では日光を遮るものがない上に、太陽とコンクリートの照り返しで両面焼き状態です。そのため、熱射病で倒れる人が意外に多いのです。たとえ曇りでも屋外の陽光は強力です。
     つば付きのキャップなどなら日差しから目を守ってくれる上に、雨が降っても目に雨水が入って見づらくなるようなことがありません。
     ちなみに、帽子はマニアグッズのひとつでもあり、いろいろな部隊の帽子(レプリカ)が販売されています。
  2. 日焼け止め ☆☆
     一日中屋外にいるので、想像以上に日焼けします。5月の雨が降りそうな曇り空のときでさえ、肌を露出した部分は日に焼けてヒリヒリします。日焼けに敏感な人はUVケアには注意しましょう。
  3. 上着など ☆☆☆☆
     上記とほぼ同じ理由ですが、屋外では気象の影響をモロに受けます。秋なのに太陽が出て暑くなったり、夏でも寒気が入り込んで気温が下がることもあります。このような時、一枚脱いだり、着込んだりするだけでも随分違います。
     薄手のウインドブレーカーならかさばらないでしょうし、フードが付いていたら多少の雨なら簡易雨具としても使えるでしょう。
  4. 雨具 ☆☆☆
     もし雨が降ってきても、雨宿りする場所はほとんどありません。せめて行き帰り用の折り畳み傘ぐらいは持っていきたいものです。
     いったん体が濡れると体温を急激に奪われ、体を拭いても温かいものを食べても重ね着してもなかなか回復しません(いくらかマシだけどね)。そのままでいると一気に体力を消耗し、下手をすれば肺炎などで命を落としかねません。
     会場内では雨合羽やポンチョをお勧めします。会場は混雑しているので、人ごみの中を進むのに傘はどうしても邪魔になります。それに、うかつに傘を差すと他人の視界をさえぎるばかりか、傘の骨が他人を傷つける可能性もあります。僕も『眼鏡が無ければ目に刺さっていた』というのを何度か経験しています。
     雨具を身に付けてるとは言っても過信は禁物。傘は言うに及ばず、合羽でさえ完璧に雨風をしのげるわけではありません。雨が降ったら潔く諦めるのもまた一つの道。
     確実に降らないと判断できるときは、もちろん持っていかなくてもかまいません。
  5. 扇子など ☆☆
     …マジです(笑)。
     夏場の気温が高いときなど、体温調節するのに帽子などではどうしても限界がありますし、四六時中飲み物を飲んでるわけにはいきません。そんなとき、扇子で顔などをあおぐだけでかなり楽になります。春や秋など、気候(特に気温と湿度)が安定していないときにはお守り代わりにカバンに忍ばせておくといいでしょう。要は『あおぐもの』なので、会場でもらったパンフレットや手持ちの雑誌でもかまいません。
     もちろん、過信は禁物。あまりに暑かったら日陰に『避難』しましょう。

    あると便利なもの

  6. 折りたたみイス ☆☆☆
     会場ではほとんど立ちっぱなしなので、イスがあると便利です。シートを持ってきているのならいいのですが、そうでないと何時間もの間、地べたの上に座るか、足がむくんでも立っているしかありません。最近では写真のような三脚イス(1000円弱)もあるので持ち運びに便利です。
     よく、キャンプで使うようなデラックスなものを持ってくる人がいますが、これはやめたほうがいいでしょう。イスがデカイだけあってスペースを広く取ってしまうし、持ち歩くにしても非常にかさばるでしょう。
     長時間座っているとお尻が痛くなったり、冬場だとお尻が非常に冷えるので、座布団を敷いて使うといいですよ。特に、100円ショップで売っているウレタン座布団はコンパクトな上、防水・保温効果・クッション性も高いので地面に直接敷くことも出来ます。
  7. タオル ☆☆☆
     手を洗ったときはもちろん、頭にかけて日よけにしたり、地面やイスに敷いて座布団代わりにも出来ます。
     また、雨が降ったときに、体やカメラなどを拭くのに重宝します。
  8. バカンスシート (ーー;)
     大人数で行くときに重宝します。また、前日に雨が降って地面が湿っているという場合でも、シートを敷けば荷物やお尻が濡れるのをある程度防げます。
     しかし、広げるとかなりのスペースを占有してしまうので、無闇に使うと他の観客の反感を買うこともあり得ます。脚立と並んで、最近は使うと周りから嫌がられるアイテムになりつつあります。普段は折りたたみイスを使い、やむをえない場合には最低限のサイズ(荷物を置くスペース程度)で使用したほうがいいと思います。
  9. ビニール袋 ☆☆☆
     これほど重宝するものはありません。買ったものを入れる、ゴミ袋にする。地面に敷けばちょっとしたシートになるし、不意の雨には雨具の代わりにもなります。かさばる物でもないので2つ3つあるといいですよ。
  10. 脚立 (ーー;)
     会場の人ごみの上からでも見えるし、イスの代りにもなります。2〜3段程度で充分です。
     もちろん、後ろの人が見にくくなってしまうし、転落すると危険なので使うには注意が必要です。最前列で脚立を立てて使うのは悪質なマナー違反なのでやめましょう。
     これは使う人のモラルが問われます。以前は『マニア御用達・三種の神器』にしていましたが、最近では脚立の使用自体がマナー違反という風潮もあり、使用が禁止される基地も出始めています。使うには周囲の冷たい視線に耐える覚悟が必要かもしれません。
     要は踏み台なので、金属製のカメラケースで代用する人も多いです。折りたたみイスの上に立つという手もありますが、イスが重さに耐え切れずに壊れてしまう危険もあるので、これはお勧めできません。

    基地祭を100倍楽しむグッズ

  11. カメラ ☆☆☆
     『マニア御用達・三種の神器』の筆頭ですし、客のほとんどは持っています。何しろ周りにはテレビや本でしか見たことのないものがいっぱいあるんです。撮るなと言う方が無理ってモンです。
     高性能な一眼レフならば文句はないのですが、『写るンです』のような使いきりカメラでも地上展示物ならいい写真が撮れます。
     最近多いのが携帯電話のカメラを使う人たちですが、できるだけ被写体を大きく撮ろうと手を伸ばし、他の人の視界をさえぎる結果になりやすいのでお勧めしません。
     気が付くとフィルム1本くらいはあっという間に使ってしまうので、充分な数のフィルムを用意するか、撮るものを選んでフィルムを節約しましょう。注意しないと信じられないくらいの現像料を払う羽目になりますよ(いやマジで)。僕は初出撃のときに調子に乗って100枚近く撮ってしまい、1年間で安物のデジカメが買える位の現像料を支払いました。
     電池も、消耗することを考えて余分に持っていきましょう。特に、デジカメは消費電力が大きいのでスペアの電池は絶対必要です。
     三脚は、必要性があまりない上に持ち歩きにも不便なので、大型のレンズを使う人でもほとんど持って行きません。
  12. キャリーカー ☆
     折りたたみ式の小型荷車。大量の荷物を簡単に移動できるので、カメラやレンズ・フィルムなどを大量に持ちこむカメラ派マニアが利用します。
     確かに便利ですが、その分小回りが効かず、地上展示などを見て回るときには邪魔になるので、自力で持ち運べるくらいの荷物なら使用しない方がいいでしょう。
     僕はリュックをキャリーカーにくくりつけて、状況によって背負えるようにしていますが、これでも背負ったときにキャリーカーのフレームで他人を傷つける恐れもあります。
  13. マルチバンドレシーバー ☆or☆☆☆(人による)
     『マニア御用達・三種の神器』の次席で、『エアバンドレシーバー』『レシーバー』『ラジオ』『無線機』とも言い、マニアの証明でもあります。特に、航空マニアにとっては必携の品で、航空基地のイベントでは、だいたい客の半分くらいは持っています。受信オンリーなので資格や免許は要りません。仕組みは普通のラジオと同じですが、受信できる周波数は段違いです。
     マニアはこれを使って無線交信(特に航空無線)などを受信(早い話が無線傍受)します。飛行機や戦車などが動いている裏で、隊員たちがどのような会話をしているのか凄く気になりますし、このような無線を聞くと、シャッターチャンスがぐんと増えます。中にはエアバンダーと言って、航空無線を聞くことを趣味にする人もいるほどです。
     ただ、かなり高価ですし(定価で4万〜10万以上、実売価格でも2〜3万から)、操作も難しく、航空無線も内容はほぼ全部が英語で話される専門用語なので、買う前に充分考えましょう。ですが、これを使いこなせれば絶対に楽しめます。それゆえ、これは『マニアの証明』なのです。
     周波数はイカロス出版の『航空無線ハンドブック』や三才ブックスの『周波数帳』などで調べられます。
     マナーとして、屋外で使用するときは、イヤホンをして周りに迷惑をかけないようにしましょう。また、無線を聞くだけなら罪にはなりませんが、電波法第五十九条および第百九条により、無線内容を第三者に漏らしたり、悪用したりすることは禁止されております。もし違反した場合、2年以下の懲役又は30万以下の罰金が課せられる場合があります。
  14. 双眼鏡 ☆
     会場が広い場合や遠くにいる飛行機などを見るのに大変便利です。望遠鏡でもいいのですが、なぜか会場には双眼鏡を持った人の方が断然多いのです。だいたい8〜20倍程度で充分でしょう。あまり高倍率な物を使うと、映像が暗かったり、手ブレでまともに見られなくなります。
     ただ、狭い会場ではまったく必要ありません。

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